こちらのページでは、
羽佐間道夫自身の人生経験にて培った様々な知識・うんちくを隔月でありのままに語るコーナーです。
尚、これに関する質問相談は受け付けておりませんので悪しからず・・・。
第2回 「声を出したら、息は音を出さずに鼻から吸え」

一枚の原稿用紙(400字詰め)の文章を読む時
一番聞きやすいのが、「通常1分で」といわれています。
勿論内容によって、異なりますが、20字20行 新聞記事でも
小説でも、エッセイでも、広告文でも、なんでも結構。
これを、先ず一分位以内で読む、
今度は、時計の秒針と睨めっこをしながら、早く読んでみる
(途中で痞えたら、又頭から読む)
どれくらい、早く読めるか、記録に挑戦、その間口で息継ぎをしたら駄目、
息継ぎは鼻から、吸音を出さないように吸う。
文章の句読点を意識して、どこで息を吸うかも訓練、時々大きな音で
口から吸っている、俳優さんもいる。きっと鼻が悪いんだろう。
この場合、鼻を直す必要があるな、
何故って声優がマイクの前で、台詞を言う時、口で息すると、ブレス音もマイクが拾ってしまうからだ、
今度は、その文章を、自分の一番低い音を保ちつつ読んで見る、
今度はその逆、一番高い音を保ちつつ読んで見る、
やがて、セリフを表現する時感情の起伏が豊かになるために。
老若男女で読んで見よう。
オッと息は鼻から吸うことを忘れないように。