2014年3月4日(火)24:00~24:49 NHKBS1 ヴォイスオーバー

たはら あるの2
【ヴォイスオーバー】田原アルノ:サラム・ファイヤド
【番組】「BS世界のドキュメンタリー パレスチナ 国家承認への道 後編」
【内容】パレスチナ問題の解決策として模索されているのが、イスラエルとの「二国家共存解決策」。しかし、そのためにはパレスチナが国家として承認されなくてはならない。194番目の国連加盟を目指す闘いの先頭に立つパレスチナ暫定自治政府の首相だった サラム・ファイヤドに密着し、各方面で高まる「国家承認」支持の動きを追う。一般住民から国の指導者まで、多種多様な人物の証言は、国家承認の機運の高まりを裏付けると同時にパレスチナ問題の今を重層的に見せている。後編は、立ちはだかる“壁”を描く。その壁とは、東エルサレムの帰属問題と、国際社会の要請を無視して進められるイスラエルによるユダヤ人入植地の拡大である。融和に反対する厳格なユダヤ教徒がその先陣に立ち、これにネタニヤフ政権が乗っている構図だ。しかし、こうした動きはイスラエルの孤立を深め、アメリカではユダヤ人社会の分断を生んでいる。2011年5月、オバマ大統領は第三次中東戦争前の1967年までの境界線(グリーンライン)を基にした二国家共存を打ち出す。そして、国際社会でのイスラエルの孤立が深まっていく。自治政府議長のアッバスと首相ファイヤドは国連の場に闘いを移し、「194番目の国連加盟国になる」という長き渇望に向かって進むことになった。※放送予定は、変更となる場合がございます。
【再放送】3月12日(水)18:00~18:50 NHKBS1にて再放送